食宅便のたんぱくケアは、1食あたりに、たんぱく質13g、塩分2.0g、カリウム500mg、リン270mg以下に調整してある低タンパク食です(※ご飯150g食べた場合)腎臓病や人工透析が必要な方は、腎臓の機能が低下しているために栄養成分の吸収・排泄ができないために食事での注意事項がたくさんあります。中には水分制限まで必要な場合もあります。特にタンパク質の摂り過ぎは注意が必要で、1日の摂取量が制限されます。このようなタンパク制限に適応したのが食宅便の「たんぱくケア」です。
たんぱくケアの基本情報
42種類のメニューと栄養成分
現在、食宅便の「たんぱくケア」のメニューは42種類です。7食が1セットでA・B・C・D・E・Fの6コースが用意されています。すべてのメニューが、たんぱく質13g、塩分2.0g、カリウム500mg、リン270mg以下に調整されています。以下に42種類のメニューと栄養成分(たんぱく、カリウム、リン)についてまとめてみました。
たんぱくケアAセット | タンパク | カリウム | リ ン |
---|---|---|---|
1. 牛肉と牛蒡のしぐれ煮
2. 鰈(カレイ)の照り焼き 3. 豚肉と竹の子のオイスターソース 4. チキンソテーマスタードソース 5. 麻婆茄子 6. 鯵(アジ)の南蛮漬け 7. 豚肉の五目野菜煮 |
7.4g 8.8g 8.4g 10.3g 6.7g 10.0g 10.3g |
219.5mg 299mg 291mg 215mg 266mg 230mg 169mg |
70.7mg 124mg 90mg 114mg 124mg 124mg 103mg |
たんぱくケアBセット | タンパク | カリウム | リ ン |
1. 海鮮チリソース
2. インド風チキンカレー 3. 黒酢仕立ての肉団子 4. ポークソテーと野菜の炒め物 5. 鯖(サバ)の塩焼きと切り昆布煮 6. 牛カルビ 7. 白身魚のにら玉あんかけ |
8.0g 11.5g 9.0g 8.8g 9.5g 8.4g 8.9g |
186mg 363mg 319mg 261mg 249mg 204mg 226mg |
145mg 150mg 131mg 85mg 106mg 91mg 86mg |
たんぱくケアCセット | タンパク | カリウム | リ ン |
1. ポークジンジャー
2. 白身魚の味噌焼きと野菜の煮物 3. 野菜つくね 4. ビーフシチュー 5. 鶏肉のオニオンソース 6. 鰤(ブリ)の照り焼き大根おろし添え 7. ねぎ塩豚カルビ |
10.9g 9.5g 9.2g 8.0g 11.0g 11.6g 7.3g |
241mg 323.9mg 289.1mg 163.2mg 204mg 365.8mg 176mg |
100mg 98.4mg 112.9mg 43.8mg 131mg 106.8mg 89mg |
たんぱくケアDセット | タンパク | カリウム | リ ン |
1. 白身魚の香草パン粉焼き
2. タルタルのチキン南蛮 3. 南瓜と豚肉の煮物 4. 旨辛豚キムチ 5. かに玉 6. やわらかハンバーグ 7. 鯖(サバ)の味噌煮 |
9.7g 10.9g 8.6g 7.4g 7.7g 10.8g 8.9g |
314.3mg 279mg 289.9mg 187mg 244mg 414mg 145mg |
93.0mg 173mg 84.2mg 78mg 154mg 168mg 91mg |
たんぱくケアEセット | タンパク | カリウム | リ ン |
1. 鶏肉と卵の炒め煮
2. 鯵(アジ)の野菜あんかけ 3. 青梗菜と牛肉のオイスター炒め 4. 肉団子と白菜の春雨煮 5. 海鮮と野菜の醤油旨煮 6. 肉じゃが 7. 鰈(カレイ)のみぞれあん |
7.1g 11.0g 8.1g 9.1g 9.0g 7.9g 9.9g |
146mg 331.4mg 159.1mg 289mg 211.1mg 329mg 300.2mg |
102mg 130.8mg 85.1mg 123mg 140.7mg 92mg 88.5mg |
たんぱくケアFセット | タンパク | カリウム | リ ン |
1. トマトソースのロールキャベツ
2. 白身魚のきのこあんかけ 3. 牛鍋 4. じゃが芋と海老のグラタン 5. 酢豚 6. 鱈(タラ)の唐揚げ和風あんかけ 7. ゴーヤチャンプル |
6.6g 11.3g 8.6g 8.6g 11.5g 10.9g 7.9g |
240mg 169mg 164mg 246mg 280mg 308.5mg 181mg |
119mg 86mg 78mg 122mg 173mg 118.3mg 112mg |
※内容は変更されることがありますので、公式ページで最新情報をご確認ください。商品詳細を見る
たんぱくケアの感想
僕が食宅便のたんぱくケアを食べるキッカケになったのは、腎機能が著しく低下したからです。本来のたんぱくケアは、タンパク制限やカリウム制限、リン制限など腎機能が低下している人が腎臓で処理できない栄養分を制限するために食べる食事です。
僕の場合は、高血圧と糖尿病の治療を受けているため、毎月1回は血液検査を行います。高血圧と糖尿病の合併症を回避するために異常のある項目を改善する薬を処方されます。ある時、尿酸値やクレアチニン値が異常に高くなり、尿からは蛋白も出ていました。糖尿病や高血圧の人は、そもそも腎臓にダメージを与えやすい上に、薬の副作用などで腎臓の機能が低下することもあるそうです。
そのため薬を変えたり、食事療法を行って腎臓の数値が改善するか経過観察することになりました。
たまたま糖尿病の食事をするために食宅便の低糖質セレクトを食べていましたので、腎臓の数値が良くなるまでたんぱくケアに切り替えようと考えました。高血圧や糖尿病の上に腎臓病になったら、最悪なので思い切って予防するために行った行為です。
そんな事があって「たんぱくケア」を1ヶ月間食べてみました。味や見栄えは今まで食べていた低糖質セレクトとほとんど変わりません。食宅便ならではの美味しさもそのままです。幸いにも1ヶ月で腎臓の数値が戻ったため低糖質セレクトに戻しましたが、本当に腎臓が悪化すると食生活は変わるそうです。
僕の場合は、腎臓病の予防という狙いで「たんぱくケア」を食べていましたが、本当に腎臓病になったり人工透析が必要になると食事制限は必須項目になるそうです。
1)タンパク質の摂り過ぎに注意
腎機能が低下している状態でタンパク質を摂り過ぎるとクレアチニンや尿素窒素を排出できなくなり腎臓への負担を大きくします。食事ではタンパクを10g前後に制限します。
2)塩分の摂り過ぎに注意
腎機能が低下するとナトリウムを排泄する能力が低下します。特に高血圧の方は影響が大きいので塩分の摂り過ぎを防ぐために2.0g以下に塩分制限を行います。
3)カリウムの摂り過ぎに注意
腎機能が低下すると血液中のカリウムが多くなる場合があります。その場合はカリウムの摂り過ぎを防ぐために500mg以下にカリウム制限をすることがあります。
4)水分の摂り過ぎに注意
腎機能が低下すると尿を排泄できなくなります。そのため必要以上の水分を摂取するとカラダがむくんだりするため水分制限が必要になることもあります。
以上のように腎臓病になると食事の注意点が増えてします。食宅便のたんぱくケアは、たんぱく質13g、塩分2.0g、カリウム500mg、リン270mg以下に調整してありますが、こんな栄養計算は管理栄養士じゃなければ出来ません。つまり家庭でつくるのは困難ですから「たんぱくケア」のような食事宅配サービスが必要になると思います。
では実際に私が『たんぱくケア』を食べた感想を紹介します。

たんぱくケアの価格について
食宅便のたんぱくケアの価格は、1食620円です。食宅便の塩分ケアと同じ価格ですが、これだけの栄養計算が必要な食事は家庭で作るのは大変なので価格的には高いと思いません。また他の食事宅配サービスと価格を比較してみると現時点では食宅便が最安値でした。
- 食宅便のたんぱくケア 【7食】4,730円 税・送料込み
- たんぱく&塩分調整気配り宅配食【7食】5,562円 税・送料込み
- 健康うちごはんタンパク制限食 【7食】6,382円 税・送料込み
このように食事宅配サービスは、一般的なお弁当より割高の設定になっています。時間がなくて作れない!栄養計算が難しくて作れない!という方には便利なサービスであることは間違いありません。しかし、どうせ使うなら少しでも価格が安くて美味しい食事を選びたいものです。
たんぱくケアの購入方法について
食宅便のたんぱくケアを実際に買ってみました。購入手続きは簡単ですが、手順を進めてゆくと会員登録やお届け先の指定、支払方法ではクレジットカードや代引きの選択ができるなど幾つか選択肢があります。また代引きを選択すると送料の他に代引き手数料がかかるなど注意点があります。ここでは実際に「たんぱくケア」を購入した手順や注意点などについて紹介してます。